稽古日記

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11月1日(日)滝野川 投稿者:宮澤和敬 投稿日:2026/11/01(Sun) 20:48 No.7829   [返信]
寒暖差の激しい時期ですが、今朝は陽射しもある爽やかな気候で、多くの会員さんが稽古へ参加されました。

前日の稽古で宗家からご指導いただいた足裏をベタっと全て床に付けず、踵を紙一枚挟む程度に浮かせながら母指球で身体を支えることで床に居着かず、臨機応変な動きへ対応するという難しい身体捌きを稽古しました。

さらに正中線の軸を立て、斬る方向へ身体をしっかり正対させたうえ、爪先と膝頭を真っ直ぐ出すといった基本動作を確認していただきました。

先達が実践的な稽古を通じて編み出した合理的な身体捌きであり、理合を含めた心技体を高めてこそ、身についていく身体捌きだと感じでいます。
一緒に高みを目指していきましょう。

11/1(日)市川稽古 投稿者:高橋武風 投稿日:2026/11/01(Sun) 15:20 No.7828   [返信]
だいぶ涼しくなり稽古しやすい季節になって来ました。
本日は動きに慣れた方の参加が多かったです。
慣れるという事は良い事ではありますが、良く無い事も出て来てしまいます。
まっすぐ動く時は良いですが転身を伴う場合に中心のズレが発生しやすくなってしまいます。スムーズに動ける様になったと思ったら時々自分の中心のズレに注意してみましょう。

10月24日,25日田町 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/10/25(Sun) 20:42 No.7827   [返信]
24日田町:居合
長年、稽古する皆さんの足元を見続けていると、そこから見えてくるものがあります。

それは、動いているときではなく、むしろ動きを終えた瞬間の足の裏です。

例えば、斬り終えたとき。足の裏全体が床に張り付いたようになっている人もいれば、反対に踵が必要以上に浮き上がっている人もいます。

ところが今日、何人かの方が実に見事な立ち姿を見せてくれました。

斬り終えた瞬間、両足の母指球と小指球、合わせて四点でしっかりと身体を支え、踵は紙一枚が入るか入らないかというほど、わずかに浮いている。

思わず心の中で「お見事!」とつぶやいてしまいました。今思えば、声に出して伝えればよかったですね。

なぜ、その立ち方がよいのか。

難しい理屈はさておき、答えは単純です。次の動きに、無理なく移れるからです。

武道は、一人の敵を斬ったからといって、それで終わりではありません。

次の瞬間、左右から新たな敵が現れるかもしれない。倒したと思った敵が再び向かってきて、瞬時に後退しなければならないかもしれません。

前にも、後ろにも、右にも、左にも。

どのような変化にも即座に応じられる身体であること。それが大切なのです。

斬り終えた姿勢は、単なる動作の終着点ではありません。次の動きが生まれるための姿勢でもあるのです。

そして、そのような立ち姿は、一朝一夕に身につくものではありません。日々の稽古の中で、自らの身体と向き合い、試行錯誤を重ねてきた結果なのでしょう。

皆さんの努力は、しっかりと見えています。


25日田町:剣法
普段の剣法稽古では、教える者と教わる者の役割が明確に定められています。

しかし、演武会に向けた稽古では、形ごとにチームが編成されたこともあり、一部のグループでは打太刀と仕太刀をあえて固定せず、それぞれが自由に役割を担う稽古を行っています。

そこには、いつも指導者がいるとは限りません。

指導者がいなければ、これまでに学んだことを頼りに、自分たちで形の理合を考え、互いの動きを確かめ、修正していかなければなりません。

教えられたことを再現するだけではなく、なぜそう動くのか、どうすれば理にかなった動きになるのかを自ら問い直す。

その過程で、一つの動作への理解が深まり、自分たちの力で形を練り上げていくようになります。

ある程度技量が進んだ者にとって、これは自らの力で成長を促す、実に有効な稽古方法だと思います。


また、稽古場には、まだ経験の浅い者もいれば、今まさに伸び盛りの者もいます。

その際は打太刀を務める者が、自分の学んできたことを、言葉と身体を使って丁寧に仕太刀に伝えていきます。

人に教えようとすれば、曖昧な理解のままでは済みません。自分が何を理解し、何を理解できていないのかが、次第に明らかになってきます。

そして、相手に伝えるために言葉にしたことが、今度は自分自身が仕太刀を務めるときの課題となって返ってくる。

教えることで学びが深まり、学ぶことで教えが磨かれる。

剣法は相手があってこその稽古です。互いの技を磨き合うだけでなく、互いの成長を支え合うところにも、その大きな価値があります。

演武会という目標があるからこそ、稽古への向き合い方も変わってきます。

演武会は、日頃の稽古の成果を披露する場であると同時に、そこへ至る過程で自らを大きく成長させる機会でもあります。

形を完成させることだけが目標ではありません。形を練り上げていく過程で、自分自身を磨いていくこと。

今日の稽古を見ていて、そんなことを改めて感じました。

10月23日(金)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/10/25(Sun) 17:20 No.7825   [返信]
セドナ近郊の、まるで西部劇に出てくる様な田舎町にある幼児から8年生までが通う「Desert Star Community School」にて、学校の活動資金集めのチャリティーイベントが開催され、そのトップバッターとして居合演武を披露しました。

会場には生徒や保護者、先生方が集まり、保護者の方々が用意した夕食を家族で囲みながら、賑やかな雰囲気に包まれていました。
しかし、校長先生が体育館の照明を落とし、居想会の紹介が始まると空気は一変、私たちの演武が始まった瞬間、それまで飛び跳ねていた子供たちも一斉に静まり返りました。
約15分間の演武中、観客の皆さんは初めて目にする日本古武道の世界にすっかり入り込んでいる様子でした。
演武を終え、刀礼をした瞬間に沸き起こった割れんばかりの拍手は、地元の方々との心の交流が果たせた証だと感じております。
特に子供達のキラキラした目の輝きには深く感激いたしました。
今回の貴重な機会は、私達にとっても多くの気付きを得られる大変有意義な「学びの場」となりました。

Re: 10月23日(金)アメリカセドナ - 関戸光賀 2026/10/25(Sun) 19:57 No.7826
素晴らしい一日でしたね。

10月25日(日) 市川稽古 投稿者:岩田和己 投稿日:2026/10/25(Sun) 16:33 No.7824   [返信]
本日は参加人数も少なかったので年内、あるいは演武会で受審される方の四級、三級の審査形を稽古してみました。
稽古を通じて気づいたことは、抜刀時に力みすぎてスムーズに次の動きに繋がらない、つまり一連の動きであるはずが細切れの動きになるということでしょうか。
まずは、力を抜いてゆっくり抜刀を繰り返してみてはいかがでしょうか。無駄のない動きは次の動きに楽に移行できると思います。

10月24日(土)赤羽稽古 投稿者:中野瑞岳 投稿日:2026/10/24(Sat) 21:20 No.7823   [返信]
稽古では、注意点や修正点などを抽出したり分解してお話しする時があります。そしてその部分に意識を向けて繰り返しておこないます。

この時に注意する事があります。取り上げた部分は抜刀や形という大きな川の流れの途中を切り抜いている状態です。
したがって注視する部分だけにとらわれてしまうとカクカクした動きになってしまったり刀の軌道をなぞる様な動作になってしまう場合があります。注意点や修正点が整理出来たら途中のつながりが途切れた動きにならない様に意識していきましょう。

川上の抜刀から川下の納刀まで一つの流れの中で行えるように、時には清流の様な等速で、時には緩急のある溪流のように意識して行けたら良いですね。
またご一緒に稽古を続けて参りましょう。

10月24日(土)横浜中山稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/10/24(Sat) 18:48 No.7822   [返信]
本日の稽古では、体軸を維持し、緩みを使いながら、できるだけ無駄な動作をなくすことを意識して貰っています。

静止した状態から動き始める際、余計な力を使って身体を動かそうとすると、動作の起こりが生じ、相手にこちらの動きを察知されやすくなります。それには出来るだけ無駄な動きを抑えるよう身体の緩みを起点として動き出すことが大切です。

さらに、前に出る足先でしっかりと仮想の敵を捉え、そこから半身を切り替えていきますが、この一連の動作においても、体軸を崩さず、余分な動きを加えないことも重要です。

言葉にすれば簡単なことですが、実際に動いてみると、無意識に力が入ったり、足先の向きが曖昧になったりすることがあります。また、分解した個別の動作では意識できていても、形の流れの中では同じ動きが同じレベルでの精度を保つことができないこともあります。

自身の課題を意識して繰り返し丁寧に稽古することで技量精度を上げていければと思います。

10月15日(木)、18日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/10/19(Mon) 18:28 No.7821   [返信]
15日の稽古では、23日に開催される小学校のチャリティーイベントに向けて、演武の演目を流れに沿って繰り返し通し稽古を致しました。

本日18日は、宗家の稽古日記を参考に「呼吸と身体の動きの連動」を意識した稽古を行いました。
まず「基本の二」を用い、静かな呼吸で20秒かけて息を吐きながら、ゆっくりした等速の動きで真っ向斬りの終わりに息を合わせる稽古に挑戦いたしました。
その後、演武の各形を呼吸を意識して行う稽古へと移り、動きの中でも常に静かな呼吸を保ち、息の流れを止めないよう心がけました。
息を止めてしまうと身体に強い「力み」が生まれ、刀の軌道がぶれてしまうということも、今回の稽古を通して深く理解できました。
居合における腹式呼吸は、身体の動きにとどまらず、体幹の安定と精神の統一で心もコントロールするものなのだと実感致しております。

23日本番に向け更に精度を上げるきっかけを得られたことに感謝致します。

10月18日市川稽古 投稿者:三浦無斎 投稿日:2026/10/19(Mon) 09:16 No.7820   [返信]
稽古を重ねていくと、動きもスムーズになり身体のブレも小さくなって
いきます。同時に、速く動けるようなり、斬りも力強くなっていきます。
すると今まで制御出来ていたのに、身体の新たなブレや力身が発生します。
それを自覚して、再びコントロールできる動きを目指す…
そんなことが続いていくのだろうと思います。
自身の課題を見つけ続け、共に精進して参りましょう。

10月17日田町,18日 品川・居合 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/10/18(Sun) 15:58 No.7819   [返信]
昨日の居合稽古では、力に頼って抜刀するのではなく、身体の緩みによって刀を操作するということについて、皆さんと学び合いました。
そして今日の居合稽古では、呼吸と身体の動きについて、少し変わった試みをしました。
取り上げたのは「基本の二」です。
左半身を送り出して敵との間合いを詰め、右半身が出ると同時に逆袈裟に斬り上げる。さらに切先で敵を追い込みながら振りかぶり、真っ向に斬り下ろすという一連の動作です。
今回は、この動作を一息でゆっくりと行ってもらいました。静かに息を吐き始め、約20秒かけて動作を進め、真っ向斬りの終わりと呼気の終わりを合わせるというものです。
この稽古には、二つの条件を設けました。
一つは、途中で息を吸い直したり、息を止めたりせず、静かに吐き続けること。
もう一つは、身体を等速で動かし続け、途中で止まらないことです。
理想は、真っ向斬りを終えて切先が静止する瞬間に、ちょうど息を吐き終えることです。ただし、あくまでも理想ですので、途中で息を吐き終えてしまった場合は、無理をせず、そこで動作を終えてもらいました。
武道では、とかく斬る瞬間の呼吸に意識が向きがちですが、呼吸は斬撃の瞬間だけに関わるものではありません。身体の緊張と緩和、重心の移動、そして動作の連続性にも深く関係しています。
人は力を出そうとすると、無意識に息を止め、肩や腕に余計な力を入れてしまうことがあります。また、一つひとつの動作を意識するあまり、そのつなぎ目で身体の働きが途切れてしまうこともあります。
一息でゆっくりと動く今回の稽古は、そうした無意識の緊張や動作の途切れに気づくためのものです。

しかし、20秒かけて動けることや、長く息を吐き続けられることが目的ではありません。呼吸を一つにすることで、身体の働きも一つにつながっているかを感じ取ってほしいのです。
呼吸によって身体の緩みを知り、その緩みによって動作の連続性を生み出す。
そして、やがては呼吸を意識せずとも、身体が自在に働くようになることが理想です。
今回の稽古が、それぞれの身体の使い方を見直すきっかけになればと思います。

さらに、こうした腹式呼吸を基礎として、丹田を意識した呼吸へと理解を深めていくことで、上半身と下半身の働きを調和させ、身体を一つに使う感覚を養うことにもつながります。
ただし、丹田は、身体のどこかに明確な形を持って存在するものではありません。その丹田の意識から話をしなければと思いますので、丹田と呼吸、そして身体の動きとの関係については、また機会を改めてお話ししたいと思います。

10月12日(月)秋葉原 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/10/14(Wed) 14:44 No.7817   [返信]
剣法では、来年1月の演武会に向けて、稽古にますます熱が入ってきました。
皆さんの稽古風景を見ていると、この時期を乗り越えることで、きっと一段と上達するだろうという実感が湧いてきます。
教わる側は一生懸命に吸収しようとし、教える側は知恵を絞り、言葉と身体を使って何とか伝えようとする。この双方の熱意が交わる時間こそ、大切なのだと思います。

今はまだ、頭で理解することと身体の動きが一致せず、思うように動けない時期かもしれません。しかし、稽古を重ねるうちに、考えてから動くのではなく、身体が自然に応じるようになっていきます。

演武会の舞台では、頭で考えることなく、打太刀の動きに身体が自然に反応できるようになっていることでしょう。

さて、別件ですが、剣法に参加されている皆さんの間で、3組の嬉しい慶事が重なり、久しぶりにお祝いの儀式を行いました。
幸せな人たちを皆で丸く囲み、「オ・メ・デ・ト・ウ」の掛け声とともに、幸せが逃げていかないよう、一打一打、心を込めて打ち込んでいきます。
(これは居想会だけの儀式で一般的ではありません。念の為。)

10月12日(月)横浜中山稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/10/12(Mon) 18:09 No.7815   [返信]
本日の参加者は、いずれも稽古を重ねてきたメンバーです。そのため、細かな説明は控え、数多く刀を振ることを中心に稽古を進めました。

稽古を重ねてくると、形の手順そのものは身についてきますが、手順を覚えていることと、一つ一つの動作が正確にできていることは、必ずしも同じではありませんね。繰り返し稽古する中で、知らず知らずのうちに身についた癖や、本来の形から逸脱した動作が現れることもあります。
こうした部分を見過ごさず、それぞれが自身の課題を意識しながら、動作の精度を高めていくことが大切にして稽古していきましょう。

10月11日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/10/12(Mon) 16:29 No.7814   [返信]
今月23日(金)の夜6時より、セドナ近郊のDesert Star Community Schoolにて開催されるチャリティベントの余興として、居合演武の出演依頼を頂きました。
本日はその演目を中心に稽古を行いました。

今回は在校生である幼児より8年生及びその保護者の方々が対象で、居合を初めてご覧になる方ばかりです。
どの様な構成にするかメンバーの意見を募り、今年4月に北アリゾナ州立大学で披露した流れをベースに決定しました。
準備期間は短いですが、普段の稽古で培った無駄のない所作を通し、日本の古武道の魅力を少しでもお伝えしたいと考えてます。
静と動」のコントラストをバランスよく表現できる様、座技と立ち技を配置した流れに沿って稽古を進めました。
又、本日60代後半の男性1名が見学に来られ、居合に非常に興味を示されていました。

10月11日(日)赤羽 投稿者:宮澤和敬 投稿日:2026/10/11(Sun) 19:53 No.7813   [返信]
久しぶりに晴れの日が続き、季節が夏に逆戻りしたような陽気になりました。

新人さん1名の参加はありましたが、稽古回数のある会員さんが主な参加者だった為、説明は短くテンポ良く基本稽古を進めていきました。
全体レベルを維持しながら新人さんに対しては、個別に注意点を声掛けしました。

いつものように正中線の軸と爪先や膝頭を斬る方向へ真っ直ぐ出すといった足元の基本動作を確認していただきました。

前回の指導時にも伝えている斬り終わり時の後ろ足の踵が指1本ほど浮いている点の修正を意識して動いていただきました。

我流で癖になっている動きは、修正する動きを繰り返し稽古して身体に覚えさせていくしかないので、毎回の稽古で意識して稽古していきしょう。

10月11日(日)田町稽古 投稿者:大隅 幸一 投稿日:2026/10/11(Sun) 15:25 No.7812   [返信]
本日は秋晴れで稽古に行く途中では秋の七草のススキや萩が見られ季節的に秋を感じられました。

本日は、新人の方の参加が多かったので基本の動きと所作を大事にゆっくりとした動きで確認しながら稽古するようにしていただきました。

新人の方は最初は動きの手順を覚えることで大変ですが、手順が分かってきた次の段階では正しい基本の動きや所作ができるように意識して稽古を積んでいくようになります。
周りの人の動きに惑わされず、正しい動きや所作をゆっくりと丁寧に動くようにしてみてください。
人それぞれで進み具合は異なりますので、自分のペースで稽古することも大事です。
稽古は自分のやり易い動きをするのではなく正しいことを習得する場ですので頑張ってまいりましょう。

10/10(土) 秋葉原昌平稽古 投稿者:山名 宗孝 投稿日:2026/10/10(Sat) 21:25 No.7811   [返信]
本日は刀の取り方、刃筋を通す切り手を意識するよう、自身で修整して頂く稽古としました。また普段の稽古で散見された注意点、無駄な動きをお伝えし、意識して頂きました。

無駄な力みや手先の操作を減らし、状況に応じて、柔軟に動ける心と身体を養っていきたいですね。

10月6日(火)水道橋 剣法 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/10/07(Wed) 10:31 No.7810   [返信]
立った状態で、刀の切先を地面から一センチほどの高さに置いてみます。
私の場合、切先は完全に静止することなく、半径三ミリほどの円の中で微かに揺らいでいます。
人型ロボットは、二足で立つためにジャイロや各種センサーで姿勢を毎秒数百回から数千回ほど測定し、その情報をもとに重心位置を絶えず修正することで、ようやく立ち続けることができるそうです。

ただ立つだけでもこれほど複雑なのですから、そこに歩く、走る、方向を変えるといった運動が加われば、さらに高度な制御が必要になることは容易に想像できます。

そう考えると、人間の身体というものは実によくできています。

人間も立っているとき、実際には完全に静止しているわけではありません。ごく小さな崩れと、その修正を絶えず繰り返しながら立っています。つまり安定とは、まったく動かない状態ではなく、崩れを瞬時に修正し続けている状態とも言えます。

そして武道では、この「崩れ」を単に修正するだけでなく、逆に利用します。

動き出すとき、あえてわずかな不安定をつくれば、その崩れそのものを移動の力に変えることができます。力で身体を運ぶのではなく、崩れ始めた身体をその方向へ導くことで、無理のない移動が生まれます。

居合の形で分かりやすい例が「玉光」です。

膝を緩めながら重心を後方へ移し、相手の剣を捌きます。しかし、単に後方へ重心を移してしまえば、身体はその場に居着いてしまいます。

この形で大切なのは、身体を後方へ移しながらも、次の動きにつながる要素をわずかに前方へ残しておくことです。完全に安定した状態に収まらず、あえて次へ移れる不安定さを残しておく。だからこそ、後方に居着くことなく、直ちに前の相手へ対応することができます。

剣法の稽古でも、この考え方は常にあります。

安定した姿勢をつくってから動くのではなく、身体の中に生じる微かな崩れを利用しながら形をつないでいく。

この「崩し」をうまく使えるようになると、予備動作の少ない瞬時の移動が可能になります。そして力みや大きな重心移動が表に現れにくいため、相手からも動きの起こりを察知されにくくなります。

武道における安定とは、固まることではありません。

崩れないことでもなく、崩れてもすぐに次の動きへつなげられること。

その意味では、身体の「揺らぎ」そのものが、動きの源になっているのだと思います。

10月4日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/10/05(Mon) 16:58 No.7809   [返信]
先週、自宅にてぎっくり腰を再発されたAさんですが、本日の稽古ではその逆境を「正しい身体の使い方」を体感する絶好の機会と捉え、正にピンチをチャンスへと変えられました。
居合ならではの無駄のない身体操作である「体幹の安定」と「股関節の連動」、そして帯と腹周りのインナーマッスルが「天然コルセット」の役割を果たした事で、稽古中は腰の痛みを一切忘れて動くことができたとの事です。

怪我をきっかけに、より洗練された身体操作を身につけられたAさんは、居合がもたらす恩恵と上達の喜びを深く実感されていました。

10月4日(日)品川稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/10/05(Mon) 07:35 No.7808   [返信]
居合に限らずですが、初心のころは見て覚えるところから始めることが多いですね。見よう見まねで動いているものの中々うまく動けないことにどうしたらいいのかと思うことも多かったように思います。一つ上手くできたかと思うとまた新たに課題が出てきます。
技量の向上に伴って次から次と出てきますが、実はそのことが稽古には大事なことの一つと思います。いつものこと思って漫然と稽古するのではなく、疑問やそれにかかわる課題を曖昧にしないで一つずつ克服していくことが大切なように思います。
今日の稽古では宗家に形の解説もいただけました。また休憩時間では参加者個別の疑問や課題について周りの方々と共有して、宗家始め指導部のアドバイスも夫々頂くことも出来たように思います。
一朝一夕にはいきませんが、今日の稽古が次の稽古に、そしてまた次へと技量向上に繋げられると良いですね。楽しみながら稽古を続けたいものです。

10月3日(土)赤羽稽古 投稿者:浅野 知義 投稿日:2026/10/04(Sun) 09:51 No.7807   [返信]
久しぶりに気持ちよく晴れた休日となりました。

適正な人数で広く場所を使えたので、走り懸りを稽古しました。

走り懸りでは、構えが非常に重要です。

この構えから、刀はいつもの抜刀する位置まで送るだけです。
ところが、ここから刀を下に押し付けたり、自分の方へ引き込んだりする人をよく見かけます。

せっかく抜刀しやすい構えをしているのに、余計な動きを加えることで、かえって抜刀しにくくなってしまいます。
自分で動きを増やして、難易度を上げてしまっているわけです。

正しい動きは、シンプルであることが多いものです。

皆さんも、まずは正しく構えができているか、確認してみてください。

10月3日(土)田町稽古 投稿者:大隅 幸一 投稿日:2026/10/03(Sat) 13:15 No.7806   [返信]
今日は爽やかな気候で途中では金木犀の香りが漂っておりました。

稽古は宗家剣法と一般居合の同時稽古で、私が担当しました一般居合稽古についてです。

参加者の皆さんは新人の方々でしたので、基本の動きと所作を丁寧に稽古していただきました。
最初に私の実技を見ていただき、次に一緒に動き、その後に各自で動いていただきました。
慣れるまでは時間もかかりますし最初は動きやすい動作になりがちですが、地道に基本を積み重ねることが上達へ繋がっていきますので頑張って一緒に稽古をしてまいりましょう。

9月27日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/09/28(Mon) 15:18 No.7805   [返信]
本日の形稽古は無刀から始め、体捌き、重心移動、体幹を通し正しい身体操作を確認致しました。
その後、帯刀の稽古へと移り、無刀では省略される左手の連動(鞘送り、鞘引き、鞘返し)を意識しました。
刀の重みに負けて力む事のないよう、手の内を調え、剣体一致を意識した正確な動作に集中して臨みました。

こちらセドナもすっかり秋らしくなり、夜には秋の虫の声が聞こえるようになりました。
本日は丁度満月で、アメリカでは「ハーベストムーン(収穫月)」と呼ばれています。

9月27日(日)田町稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/09/28(Mon) 09:24 No.7804   [返信]
前に出る足先、膝で敵を捉える。基本的な動作の一つですがいろいろな場面でそれが出来ていない。おおくの人の課題でもあります。無意識での動作で前足先の開きを指摘されることも多いかと思います。
ゆっくりした動作でのときはしっかりコントロール出来ているものが通常の速さになると中々うまくいきません。これはゆっくりした動作では自身の意思(力)で足先までコントロールできるのですが、早く動こうとするとそれが叶わなくなります。速さに紛れて足先の開きに気付かないこともあるようにも思います。
例えば基本の二で一刀目の切り終わりまでは足先での敵をしっかり捉えています。二刀目の振りかぶりで左上段に構えるときの足先は、次の真向があるため最も開きやすいように思います。ゆっくりした動作から少し早めて振りかぶり左上段に構える時に足先を意識してみてください。上段の構えで一呼吸、静止するときはしっかり敵を捕らえることが出来ます。逆袈裟の切り終わりから切っ先で敵を追い詰めて左上段、足先で敵を捕らえることを意識してそのまま直ぐに真向に振り下ろしてみてください。足先に違和感を覚えませんか。足先で敵を捉えることは自身の意思(力)によるものですがその後の真向は緩みから始まります。
前に出る足先でしっかり敵を捉えて切りつけの初動は緩みから。この基本的な動作を無意識で出来るように常に課題を意識して繰り返し稽古してみては如何でしょうか。

9月27日(日) 市川稽古 投稿者:岩田和己 投稿日:2026/09/27(Sun) 17:41 No.7803   [返信]
昨夜からの雨も上がって若干肌寒い朝となりました。

本日も級から傳位まで幅広い方々が参加されています。
基本稽古では、軸ブレ、腕だけに頼らず身体全体での動き、抜刀時の鞘引き、刃筋を意識しながら正しい所作で動けるよう稽古を進めています。
しかしながら、基本動作の半身の切替し、素振り、抜刀など個々の動きはできていても、基本の一、二、あるいは形稽古になると基本動作で学んだことが活かされていないケースがあります。
前にも書いたことがあると思いますが、基本動作と基本の一、二、各形は別物ではなく、基本動作がすべての基になっております。
宗家も稽古日記に書かれていますが、正しい所作ではない動きを一旦身につけてしいますと後で修正するのは技術的にも、時間的にも非常に困難になります。
私も含め、会員の皆様も各稽古場で原点に戻って基本動作の意義を考えそれを活かした稽古をしていきましょう。

9月27日(日)秋葉原昌平稽古 投稿者:大隅 幸一 投稿日:2026/09/27(Sun) 15:23 No.7802   [返信]
本日は、有傳者から稽古3回目の新人と稽古回数に幅のある方々の参加でしたので、改めて基本の動きと所作を大事に意識して稽古するようにしていただきました。

稽古に慣れてくると自分の動きやすい動作になりがちです。
稽古はただ動きを真似するだけではなく、基本や正しい動きと所作などが出来るように自分でも意識することが大事です。
この差が上達にも差がついてきますので頑張りましょう。

9/26(土) 田町稽古報告 投稿者:山名 宗孝 投稿日:2026/09/27(Sun) 14:26 No.7801   [返信]
本日も変わらず腰下の動きにポイントを置きました。鏡が全面にある稽古場でしたので、ご自身で動きを確認しながら稽古しました。
稽古を重ねておられる方々には、序破急を意識しても、丁寧に動いた動きと同じに動き、止まれる様心掛けて頂きました。初心者の方々には前列の先輩方の動きを盗み、丁寧に動く様お伝えしました。

人によって課題は異なると思いますが、自身で難しく感じるとこからでも、課題として意識されると稽古も深まるのではないでしょうか?
少しずつでも重ねとなる稽古ができます様、お互い励んで参りましょう。

9月22日(火)赤羽稽古 投稿者:中野瑞岳 投稿日:2026/09/23(Wed) 15:48 No.7800   [返信]
基本で行う真向、基本の一、ニで行う真向、形、走懸りの真向いずれも同じ真向です。全て同じ姿勢、重心位置、両足でしっかり床を捉えた振り終わりになる筈ですが違った形になってしまう事があります。
転身による重心の前後左右のブレ、勢いが優勢で体が前傾してしまったりまたは、力みと色々な原因があると思います。
まずは基本の真向を体に馴染ませ、動体になっても一つ一つを意識して自身で掌握出来る間合いで繰り返して行く事が大事でと思います。
私も繰り返して参ります。

9/22(火) 田園調布稽古 投稿者:山名 宗孝 投稿日:2026/09/23(Wed) 14:20 No.7799   [返信]
この日も歩み方、切り終わりの際の後ろ足に注意して稽古しました。
歩み方は腰を上下させず股関節を柔らかく動かし重心移動を行いますが、ゆっくり丁寧に演武してできた重心のコントロールや剣体一致が、序破急を意識して行うと、切り終わりの姿勢を同じように保つのは難しいですね。

また動き始まりの心の在りよう、身体の在り様が、特に難しく感じています。いつも状況に応じてニュートラルにいられる心と身体でありたく、研鑽を積んでいきたいと思います。

9月19日(土)品川 剣法 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/09/23(Wed) 09:42 No.7798   [返信]
先日の日記で、初心者の頃に学んだ形を、ついうっかりやってしまったと書きましたが、最初に身につけたものを後から修正するというのは、なかなか大変なことです。

悪い癖についても同じことが言えます。一度体に染みついてしまった癖を直すには、それを身につけるのにかかった時間以上の努力が必要になることもあります。

さらに厄介なのは、悪い癖というものは、往々にして体にとって「楽な動き」であることです。しかし、楽な動きと合理的な動きは、必ずしも同じではありません。むしろ、相反することも少なくありません。

稽古では、一つのことを修正すると、今度は以前に直したはずのところが元に戻ってしまい、また同じことを注意される、ということがよくあります。

指導する側は、根気よく一人ひとりの癖と向き合い、何度でも繰り返し修正していかなければなりません。

ただ、教わる側にもお願いがあります。

何度も同じことを注意されているのであれば、「また注意された」で終わらせず、なぜ直らないのかを自分でも考え、同じ注意を少しでも減らしていく努力をしてください。

自分で考え、意識し、努力して直したものは、そう簡単には忘れません。

指導する側と学ぶ側、その双方が根気よく向き合うことで、少しずつ正しい動きが身についていくのだと思います。

9月22日(火)品川稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/09/22(Tue) 20:47 No.7797   [返信]
一昨日、昨日と台風の影響で首都圏は大雨でした。予定していた稽古場も閉鎖状態、残念ながら稽古できずでしたが、本日はしっかり稽古できました。
いつも通り稽古できることは嬉しいものです。本日参加の皆さんも夫々御自身の課題に向き合って充実した稽古時間を過ごせたかと思います。
稽古が出来るその時々を大事にしていきたいものです。

9月21日(月)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/09/22(Tue) 14:39 No.7796   [返信]
本日は、単に形をなぞるのでは無く、肩甲骨・丹田・股関節・体幹の連動による「身体の内観」をテーマに稽古しました。
腕力を排して刀の重みを使い、体幹・骨格・丹田からの足運びで振り下ろし、小指と薬指の手の内を利かせる動きを意識してもらいました。

稽古を通し、普段の生活や仕事で PCやスマホでガチガチになった首肩がリセットされる心地良さを感じ取ってもらえた事と思います。

9月19日(土)横浜中山稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/09/20(Sun) 09:48 No.7795   [返信]
本日は少人数での稽古。参加者は傳位以上で長い間稽古を重ねています。形稽古では理合いに沿って動作の一つ一つを丁寧にそれぞれの課題を意識しての稽古です。
大勢での稽古と違った雰囲気で、相互のコミュニケーションの中で課題を共有しながらいい稽古が出来たかと思います。

9月13日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/09/14(Mon) 14:30 No.7794   [返信]
日常の忙しさから離れ、一つひとつの動作に意識を集中させ身体の遣い方を体に染み込ませることに、居合の魅力を感じております。
形稽古の奥深さを実感する日々です。

本日の稽古も「足先と膝で仮想敵を捉え、脱力し体幹を整えた姿勢から動き出す」をテーマとし臨みました。

9月13日(日)赤羽稽古 投稿者:中野瑞岳 投稿日:2026/09/13(Sun) 20:21 No.7792   [返信]
先月、審査を受けられた方の稽古を久しぶりに拝見させていただきました。
基本、形とも何か一振り々が引き締まった様に感じられました。
所作も硬さが少し取れて動作に丸みが出て来た様に思います。

審査をきっかけに自身の課題を整理して、頂いた助言を自分なりに考察し真摯に取り組んだからだと思います。その結果、他者から見てもその人が持っている居合の感性に変化を感じられたのではないでしょうか。

今は新たな疑問点が出て来たと話されています。
個人差はありますが基本的な動作が身に付いて来ると次は疑問が沸いてきます。試行錯誤して解答にたどり着くと次が出てくるという様な繰り返しで気づくと半歩前、一歩前に技量や思考が進んでいます。
私自身含めてそうですが、審査や演武会を目標にしたり、又は自分で目標を定めて期間を決めて稽古を継続して行けば地道な事ですが必ず何かがみえてくると思います。

9月12日(土)滝野川 投稿者:宮澤和敬 投稿日:2026/09/13(Sun) 14:44 No.7791   [返信]
雨の日が続いていて、寒暖差も激しいですが、本日は少し汗ばむような陽気だった為、クーラーで室温を調整しながら稽古場の準備を進めました。

本日は稽古日記で宗家から記載のあった正中線の軸と足元の基本動作を確認することに多くの時間を割いて稽古しました。

下半身の爪先や踵など足元の動きは、初心者だけに限らず、傳位の方も長年の癖となっており、爪先が正中線に対してほんの少し外側へ開いて構えている点や斬り終わり時の後ろ足の踵が指1本ほど浮いている自覚がありませんでした。

自分自身は大丈夫という意識を変えていただく意味から踵部分をアップして動画撮影し、ご本人へお見せすることで、しっかり自覚できたと思います。

形稽古では手の内の緩みによって正中線へ左掌と刀身を通す点、静と動のメリハリのある動きの稽古を目的とした「向抜き」、腕力ではなく肩甲骨を左右均等に開きながら鞘引きして抜刀する「胸尽し」、走ってきたスピードを活かしながら刀身へ気を乗せていき、手斬りとならないように斬り終わりで踵が上げないことを注意して剣体一致させる「前腰」を選定しました。

地味な稽古ですが、自分自身は出来ていると勘違いして無意識のうちに癖となった動きなど、新たな気付きのある稽古であったと思います。

引き続き、稽古へ精進して居想無外流の正しい動きを身につけていきましょう。

9月12日(土)田町 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/09/12(Sat) 22:12 No.7790   [返信]
今日の稽古では新人の方が多かったので、ごく基本的な動きを中心に指導いたしました。
私も初心者の頃に戻ったつもりで、「最初の頃は、どのあたりが難しかっただろうか」などと考えながら、左月を行いました。
左月は、座技で左へ転身しながら抜刀する技です。
ところが、あまりにも初心に帰りすぎたのか、横一文字に抜くという、無外流居合兵道の「左」の動きをやってしまいました。
理合には共通するところがありますが、初動において、横一文字に抜き付けるのか、腹抜きによって相手を制するのかという違いがあります。
左から来る敵を察して迎え撃つには、いかに素早く相手を制するかが重要です。
そのため居想無外流の左月では、無駄の少ない腹抜きを使います。
刀を正中線上で取り、右拳をその場に置いたまま左へ転身する。
身体が左へ向きを変えることで、左手は自然に鞘引きの動きとなり、それだけですでに刀は鞘から抜けています。
転身が終わったところで右拳を前へ出せば、剣先はそのまま相手の眼前に現れます。
つまり、右手で刀を「抜こう」とする必要はありません。
身体が転じ、鞘が引かれ、その結果として刀が抜ける。
そして最後に右拳をわずかに進める。
最小の動きで相手を制する、非常に合理的な動きです。
ところが今日は、それを横一文字に「抜いていく」という二拍子の動きをしてしまいました。
言い訳をすれば、あまりにも初心者だった頃のことを考えながら稽古していたため、身体まで昔の形に戻ってしまった、ということでしょうか。
もっとも、自分で間違えてみると、かえって腹抜きの合理性がよく分かります。
初心者の方を見ていると、速く抜こうとするほど、どうしても右手で刀を引き出そうとしてしまいます。
しかし、技を速くするために必要なのは、手を速く動かすことではありません。
身体の転身、鞘引き、抜刀がひとつの動きとしてつながれば、無理に速く動こうとしなくても、結果として技は速くなります。
「速く動く」のではなく、「余計な動きをなくす」。
これは左月に限らず、居合の基本となる考え方のひとつです。
新人の方を指導するつもりで始めた基本稽古でしたが、今日は私自身も、あらためて基本を確認させてもらう稽古となりました。

9月10日(木)品川稽古 投稿者:小井 健熙 投稿日:2026/09/11(Fri) 09:19 No.7787   [返信]
毎度足についてうるさく言う私の稽古ですので、そろそろ飽きられてしまうかと思っておりました。が、宗家の稽古日記で足についてお話がありました為にこれ幸いと今回も足に着目しての稽古です。ちなみに、日記は9月6日の記録です。ぜひご一読の上、問い掛けを考えながら稽古しましょう。

今回は踵の浮きについて。後ろの踵が上がり過ぎているとどうなるか。反面教師で示しながら、皆様には稽古終わりまで意識が向くように稽古を進めたつもりですが如何だったでしょうか。
本日の稽古では参加時の一人に私の刀を貸して振って頂きました。誠に綺麗に振っておられました。私の刀の重量は会の刀よりは重く、勢いに任せると前につんのめります。私も常に気を付けなくては、と改めて感じるところです。
武道としては前傾しすぎると隙を晒しますし、真で示した通り前傾しすぎると腰が辛いです。刀の重量が重くなったり、あるいは多少速く振ったり…どんな折にも体勢が崩れないことを目指しましょう。

走り懸りをあまりやらない私の稽古ですが、この日の主題によく馴染みますので前腰と夢想返しを実施しております。勢いに任せ過ぎない、後ろ足から動き隙を晒さないように構えを変える。引き続き、丁寧に自分の身体を見てあげながら稽古を重ねて参りましょう。お疲れ様でした。

9月6日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/09/08(Tue) 15:33 No.7786   [返信]
9月6日宗家居合稽古日記より、斬り終わり時の足遣いについてご御教授頂きました。
「足裏は母趾球と小趾球の二点で床をしっかり捉え、踵を紙一重浮かせる」
その理由は「居着かない状態で動けるから」というもので、本日はこれをテーマに稽古いたしました。
この足遣いを意識することで、足の横アーチが正しく機能して土台が安定し、そこから体幹のインナーマッスルへと連動して、ぶれない良い姿勢が保たれるのを感じ取ることができました。

西洋の靴が日本に入ってくる以前、草履や下駄、足袋を履いていた時代の日本人は、まさにこの二点で地面をしっかり捉えて動いていたのだと思います。

居合の稽古を通して、日本古来の身体運用の利点を改めて再発見できた、実りある稽古となりました。

9月6日(日)市川稽古 投稿者:高橋武風 投稿日:2026/09/08(Tue) 07:48 No.7785   [返信]
軸をずらさない、軸を曲げない、よく聞く言葉だと思います。
でも実現するのは難しいですね。また自分で気がつく事も難しいと思います。
分からない事が分からないなんて事もあるかと思います。
そんな時は思い切って思ったそのままを聞いてみましょう。
もしかしたら上達の近道なのかも知れません。

9月6日(日)秋葉原 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/09/06(Sun) 21:51 No.7784   [返信]
送り足に関する前回の続きです。
前回、重心を左右にぶらさず真っ直ぐ移動させること、その結果として爪先と膝頭が正面を向くようにすることをお話ししました。これは技の上だけでなく、故障の予防という意味でも大切です。爪先が外を向いたまま進むと、足先と膝の向きにずれが生じ、膝に余計な負担がかかります。

今日はそれに加えて、「一拍子で斬り終わる」ということを意識していただきました。
たとえば真っ向斬りでは、動き出しに「起こり」を見せないため、力で動き始めるのではなく、膝の緩みを起点として、骨格の変化によって刀を振っていきます。
そして、斬り終わりも同じです。
刀だけが先に止まり、あとから身体が止まるのではなく、刀と身体の動きが同時にピタッと終わらなければなりません。
最近ではさすがに少なくなりましたが、斬り終わったあとに剣先が上下し、何度か揺れてようやく収まるというのは問題外です。
しかし、意外に自分では気づきにくいのが「踵」です。
後ろから見ていると結構多いのですが、斬り終わった瞬間にはまだ足の裏が見えていて、そのあとに踵が沈んで床に着く方がいます。これでは、斬り終わりと踵の着地が分かれた「二拍子」になっています。
できれば、踵と床との間に紙一枚が入るくらいの状態で、刀も身体も一拍子で止まりましょう。
そのとき、足裏は母趾球と小趾球の二点でしっかり床を捉えているのが理想です。
では、なぜ踵を完全に着けず、わずかに浮かせた状態がよいのでしょうか。
ヒントは、居着かない状態こそ、最も自由に動ける状態だからです。
気が向いたら、詳しく解説します。

9月6日(日)品川稽古 投稿者:大隅 幸一 投稿日:2026/09/06(Sun) 14:53 No.7783   [返信]
9月6日(日)品川稽古

朝から雨が降っていましたが今までの猛暑からは解放され日となりました。

本日の形稽古は、縦抜きのある向抜きと夢想返し、突きのある水月と胸尽しを行いました。
特に、向抜きと夢想返しでは縦抜きは右手に頼らず鞘引きをしっかり行い、次の一刀目は敵の額を一撃で叩き仕留めることに注意してもらいました。
水月と胸尽しでは敵の水月(鳩尾)に刀を水平に正確に突くことに注意してもらいました。

本日は何となく曖昧な動きにならないように各自で意識して稽古してもらいました。

9月5日(土)横浜中山稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/09/06(Sun) 06:10 No.7782   [返信]
久々に居合の形20本を通して稽古しました。
参加者は傳位者、入会履歴も長く、多くの稽古を重ねたメンバーです。一本一本丁寧に稽古しています。稽古を通してあらためて形の理合いを思いそれぞれの形の技量課題に気付く稽古時間だったようにも思います。
技量向上は一朝一夕とはいきませんが、楽しみながら稽古を続けていきたいものです。


9月2日(水)品川稽古 投稿者:大隅 幸一 投稿日:2026/09/03(Thu) 11:01 No.7781   [返信]
本日の型稽古では、リクエストのあった陰中陽と陽中陰を行いました。
最初にポイントなどを説明してから各自で動くようにしていただきました。
特に注意していただいたのは陰中陽では、正面より真っ向に斬りつける刀を鎬で受け流すときの足の捌き方です。
敵に対し平行になるように足を捌き体は回らないように正面の敵に向いているようにすることです。
陽中陰では、左半身を捌きつつ敵の膝下に抜き付けます。そのときの抜刀は体軸を起点として体を縦に捌いていくことです。

いずれも慣れるまでは難しい動作ですが稽古を積み重ねることにより出来るようになりますので頑張りましょう。

8月30日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/09/01(Tue) 14:32 No.7780   [返信]
室内外の温度差や、パソコン・スマートフォンに向かう日々のお仕事で、心身ともに疲弊されている方も多いかと存じます。
しかし、稽古に来られ、終了後には晴々とした笑顔で元気に変えられる姿を拝見し、これこそが居合の効用の一つであると実感致しました。
特にこの夏、居合の稽古は暑さに打ち勝つ活力の源となったのではないでしょうか。

引き続き残暑を乗り越えてまいりましょう。

8月30日(日赤羽稽古) 投稿者:浅野 知義 投稿日:2026/08/31(Mon) 20:10 No.7779   [返信]
昇級・昇傅審査を受けられた皆さん、お疲れ様でした。
全員合格ということで、ほっとしています。

審査を受けると、自分では気づかなかった癖や、技に対する認識の違いが見つかります。

普段の稽古だけでは「できているつもり」になってしまうこともありますが、審査は自分の現在地を確認し、正しい方向へ軌道修正する良い機会だと感じました。

正しく成長していくためにも、定期的に審査を受けることは大切だと思います。

今回見送った方も、次回はぜひ審査を受けてみてください。

8月30日(日)田町稽古 投稿者:和田冠玄 投稿日:2026/08/31(Mon) 08:19 No.7778   [返信]
稽古を重ねて一通りの形ができる様やなってくると、其々の精度を高めることが求められます。しなやかな動きから一瞬の力強い動作への転換は誰もが目標の一つとするところと思います。そして技量レベルが上がるにつれて、緩みの大切さをより強く感じられることでしょう。
稽古始めの足の入れ替え、半身の切り替え他の基本動作を繰り返すことの大切さを新ためて認識させられる本日の稽古でした。

8/29(土) 田町稽古 投稿者:山名 宗孝 投稿日:2026/08/30(Sun) 13:21 No.7777   [返信]
本日もいつも通り、特に腰下の動きに注意した稽古としました。
歩を進めること一つを取っても、左右の足に代わる代わる体重を載せながら歩いてしまうと、頭が左右に腰も上下に動いてしまいます。股関節を工夫して、重心移動による歩みが安定すると、上半身主体の刀法にならずに、剣体一致した動きもし安くなるのではないでしょうか。

この日は高橋指導補の指導員審査を、皆で見取り稽古しました。
普段見取り稽古に20本通しは見られないと思います。よい機会となれば良いですね。

8月23日(日)アメリカセドナ 投稿者:松浦章雄 投稿日:2026/08/25(Tue) 14:10 No.7776   [返信]
8月22日付の宗家の稽古日記を拝読し「膝を少し緩め、重心が真っ直ぐに移動すれば、つま先も膝頭も前に向く」というお言葉を意識して、まずは無刀で形18本の稽古を行いました。

帯刀後は、久しぶりに「合わせ居合」を通し敵の気配や動きに自身を同調させる「間」の感覚を養い、最初の抜刀と最後の納刀を一致させることを目指して稽古しました。

8月22日秋葉原 投稿者:関戸光賀 投稿日:2026/08/22(Sat) 21:01 No.7772   [返信]
歩みでは、膝を少し緩めた状態で重心を移動させましょう。このとき、体軸がぶれず、重心がまっすぐに移動していれば、つま先も自然にまっすぐ前を向きます。

「基本の一」や「基本の二」では、最初の左足の一歩で相手との間合いを詰め、続いて右半身を送りながら抜刀します。

このとき、最初に踏み出した左足のつま先が外を向いていると、刀の物打ちに十分な力を伝えることができません。つま先が外を向くことで膝も外へ開き、左半身の骨格の動きが崩れ、それに連動する筋肉の力を十分に使えなくなるからです。

Re: 8月22日秋葉原 - 関戸光賀 2026/08/24(Mon) 09:41 No.7775
「歩みでは、膝を少し緩めた状態で重心を移動させましょう。このとき、体軸がぶれず、重心がまっすぐに移動していれば、つま先も自然にまっすぐ前を向きます。」
このことを無刀の状態で、できるようにしましょう。

8月23日(日) 市川稽古 投稿者:岩田和己 投稿日:2026/08/24(Mon) 08:53 No.7774   [返信]
夜中の地震で今朝の武蔵野線は区間不通も発生し大幅な遅れとなっていました。
総武線などほかの電車の状況がつかめず、参加者の集まりが危ぶまれましたが予想に反しいつもより多くの方々が参加されました。

ほぼ毎回指摘していますが、基本稽古において半身の切替し、素振り、抜刀、刃筋等それぞれ一つひとつの動きはできていても、基本の一、二のように連続した動きになるとそれが生かされていないケースが多々見受けられます。
今回、一会員さんから「斬り終わったときの足先が外側、あるいは内側に向くのをどのように修正すればよいか」との質問を受けました。
実際に動いていただいて確認したところ、斬り終わりで膝頭が敵の正中より外側に向いていたためつま先も当然外側に向いていることがわかりました。
動きの中で、常に膝頭が仮想敵の正中を捉えていればつま先もそれに従い敵の正中を捉えられること、そのためにはまず股関節のゆるみによる縦の動きで膝頭つま先が敵の正中を捉えられるようになるのではないでしょうか。

このように稽古を通じて、疑問に思うこと、どうすれば基本の動きができるのか、どんなことでも結構です。各稽古場で指導担当の方々に聞いてください。
結果的にそれが皆さんのスキルアップにつながるのではないかと考えます。

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