9月4日(木)西新宿稽古 投稿者:
小井 健熙 投稿日:2025/09/05(Fri) 13:10
No.7523
節目という語源は竹にあるようです。そこから転じて、重要な物事の区切りをさすとのことでした。
この日に行いました腹抜きの動作について、抜刀時に切っ先を鯉口付近に少々残すこと、というのは節目に当たります。そこから、足を差出すことで自然と刀の先が相手の喉元に伸びていく。あるいは正眼へ誠に自然と収まる。いずれも私の好きな動作です。非常に難しいですが。
さて、「抜刀時に切っ先を鯉口付近に残す」ということについては、何卒省略せぬようにお願いします。冒頭で話した節目です。稽古を重ねた方においては、動作が早すぎてほんの一瞬のこととなるでしょうが、そこに切っ先がしかと乗っているか否かは自身が一番わかると思います。なお、初心者の方はこれをかなり厳格にやっておられます。その姿を見て、私も自身の動作を見直しました。
そんな節目を意識しながらの腹抜きの稽古でした。実施した形は左月、胸尽くし、響返しです。腹抜きですので鞘を傷めないように気を付けたいところです。当たり前ですが、刀は鞘に沿って抜けます。鞘の角度に対して直角には抜刀できません。身体の運用で、鞘にも刀にも自分自身にも無理がないように致しましょう。
本日より当稽古場は木曜日に実施しております。変わらず参加して頂ける方々に感謝です。次の稽古も一緒に頑張っていきましょう。