昇級昇傅審査内容・居合
審査の申請について令和2年12月28日改訂
- 六、五級審査の受審希望者は、当日稽古の始まる前にお申し込みください。審査申請書は不要です。
- 四級、三級、二級審査の受審希望者は、指導部員に審査申請書と審査料を添えて申し込み下さい。
- 上記審査の自主稽古日及び審査日は、指導部員と相談の上決めてください。
- 一級と昇傅審査の受審希望者は、審査日の40日前までに審査申請書と審査料を添えて申し込み下さい。
受審の稽古目安・居合 平成27年5月24日改訂
六級=10日 五級=20日 四級=50日
審査要項・居合
- 四級からは刀礼も1本の形として審査を致します。
- 四級から一級までは、形の動きを覚えているかを主に審査を致します。
- 一級以上の受審者には実技審査の後に筆記試験を行います。
- 級の審査において形を1本間違えた場合、審査後補習の上その場で再審査。
- 級の審査において形を2本以上間違えた場合は、不合格とする。
- 初傅位以上は形の正確性・メリハリ・スピード・凄みを各段位の技量に沿って審査を致します。
- 初傅位は、形のやり直しを一回まで認める。
間違いとされる例・居合
- 指定した形と違う形を行った。
- 形の順番を間違えた。座技(五用、五箇)を終えたのち立ち技を行う。
- 形の正式な位置(向き)を間違えた。
- 踏み出す足を間違えた。
- 血振り、納刀など所作・作法を間違えた。
試技以外にも審査の対象となる事・居合
- 刀の取り扱い全般。
- 座技の時、形から形への転換は座したままでいるかなど所作一般。
- 刀は正しく取っているか(正中線で下から合掌するように)。
- 敵付けしているか。(斬り降ろした位置のまま血振りに移行してはいないか)
- 血振り、納刀を正しく行っているか。
- 納刀後柄頭を押える(押えない)、柄から手を離す等、所作は合っているか。
- 稽古着を奇麗に着ているか。
審査の心構え
昇級昇傅は、技倆の進展を計るものと考えております。分からないところや不安な要素は指導員以上の者に遠慮なく尋ね、受審が武道生活において有意義な節目となるようにしてください。
審査は、単に形が出来ているというだけ行うものではなく、居合や剣術に対する真摯な姿勢が問われます。そうしたことは普段の稽古場での態度や稽古姿勢が試技において表れてしまいますので、普段の心がけを大切にしてください。
また、武道の修行者として礼節を欠く者は、受審資格がありません。
昇級審査における自主稽古については、各稽古場の指導責任者に許可を受けてください。ただし混み具合等によって許可されないこともあります。