新春稽古会の後、師範就位式を執り行いました。
居想無外流の居合は、昭和の時代に中川士龍によって編纂された「無外流居合兵道」を基にしています。これは当時残っていた古流を基に編纂されていますので、高く評価できるものです。ただし無外流とはほとんど関係がない形です。居想会では無外流居合の基といわれる自鏡流を取り入れ、また理論的に矛盾する形を廃止して編纂し直しています。
また剣法は、無外流真傅剣法訣に記載されている辻月丹の思いを紐解き独自の無外流真傅剣法訣の形を再現いたしました。さらに無外流に伝わる刃引之形の再編、一隻眼刀、乾坤の形、小太刀の形へと居想会独自の形を作りました。
これらの居合と剣法を居想無外流として稽古を行っています。
居想会のこうした活動を支えていただいている方々の師範就任です。