気剣体一致の妙



基本一・ニの解説

■最初の一歩

右手が柄に触れた時、鍔が正中線上になるよう鞘を送ります。
左足の一歩は、敵との間合いを詰めるためのものです。


■抜刀

この動きだけで、一冊の本になるほど語るべきことがありますので、ここでは三つの大切なことを書くにとどめます。

  • 右だけで抜こうとせず、左をしっかり使います。
  • 前傾したり、状態が捻れたりしないようにします。
  • 動き出しと斬り終わりは、ゆっくりでも早くても一つの動作で等速に行います。


■振りかぶり

手首の動きを使わず、筋力に頼らず刀の重さを利用します。
参考動画 = 居合道・振りかぶりの基本


■真っ向斬り

左半身から右半身に変化する骨格の動きと刀を同調させます。


■血振り

血振りは作法です。大きく美しく。


■納刀

残心が大切です。


< 居合の稽古を始められた方へ >

沢山覚えることがありますが、稽古場では指導者が丁寧に伝授してくれます。
ですから、ひとつ一つをしっかり身につけていってください。
そして、焦って早く抜くことをしないでください。早さに誤魔化されず、ゆっくりでも合理的な動きを身につけることで上達が生まれます。

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