気剣体一致の妙

無外流剣術:剣法十訣

居想会では居合稽古の他、希望者に剣術稽古を指南しています。
無外流を研究する私たちの会は、300年前の流祖辻月丹の思いを再現しようと試みていますが、目録として今に残る無外真傅剣法訣(剣法十訣)は剣の心を禅語で説いたものであり、動きそのものの記載はありません。
唯一姫路藩士であった高橋家の子孫が残した五本の刃引之形が、映像として残るばかりですが、この形をなるべくオリジナルのまま残しつつ五本を加えたものがご覧の剣法十訣ですので、正確には居想会オリジナル剣法十訣であって、辻月丹の剣の思いがどこまで届いているのかは定かではありません。
これからも精進を重ね、少しでも古の武士(もののふ)のこころに近づきたいと願うばかりです。

ということで、私の次の世代の伝えたいことは次の通りです。

技に終わり無し
我技を踏み台とし、更なる高みを目指すべし
時代に迎合する事なかれ
己が道を信じ、精進に励むべし
関戸光賀

無外流とは

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