令和7年の行事

「第7回世界武徳祭」に参加令和7年4月29日

創立130周年を迎える大日本武徳会による「第7回世界武徳祭」および「第63回全国武徳祭」が、4月29日に京都・平安神宮内にある武徳殿にて開催され、居想会が招待団体として招かれました。三浦師範代、宮澤師範代、山名指導員、小井指導員の4名が参加し、居合と剣術の演武を行いました。
当日は居合や剣術だけでなく、空手、合気道、拳法、槍、杖に加え、海外で忍術として知られる団体など、さまざまな武道団体が集結。海外からは25団体、国内からは92団体、総勢約600名が武徳殿に集いました。

大日本武徳会は、明治28年に武道の振興・教育・顕彰を目的として設立された団体です。総裁には皇族が招かれ、武徳殿の中央上座には玉座が設けられています。戦前には国民の士気を高める目的のもと、流派を超えた武道修練者たちが集い、武術大会の開催や教育施設の建設、優れた武術家の顕彰などが行われていました。
第二次世界大戦後、GHQの指令により一度は解散させられましたが、解散後も全日本剣道連盟、柔道連盟、弓道連盟と再建を目指す動きが続き、長年にわたり協議が重ねられました。そして2012年、一般社団法人大日本武徳会として再出発し、現在に至ります。

その歴史的背景から見ても、大日本武徳会は近代日本における武道全般の総本山的存在といえるでしょう。そのような由緒ある武徳祭に招待されたことは、居想会が国内外から古武道の正式な団体として認知された証といえます。宗家が居想会を創設されて18年、ここに大きな節目を迎えることができました。
今回、私たちにとっては初めての武徳祭参加でしたが、光栄にも「招待団体特別賞」を受賞し、記念の盾を頂戴しました。
残念ながら、武徳殿では屋内での撮影が禁止されているため、演武中の写真はございません。
このたびは、大変貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。
: 宮澤和敬 師範代

武徳殿



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