4月8日(土)品川稽古 投稿者:
和田冠玄 投稿日:2023/04/09(Sun) 06:47
No.6972
今日の基本稽古では前に出る足爪先で敵を捕らえることに注意を向けて稽古をして貰いました。
最初の間合いを詰めるときや最後の切り終わりでは敵を捕らえてますが、切りつける直前や振りかぶりの時は次の動作に備えて無意識のうちに足爪先は外に開いてしまいますね。そして動作を急げば急ぐほど開きやすくなります。癖になっている動作はゆっくり正確に動こうとするとその部分が窮屈に感じることがあります。そして少しずつ動作を早めていくとその窮屈さが増していくことがわかります。そういう窮屈さを感じて少しずつ修正していくことも大切かなとも思います。
そして形稽古では。
今日は演武会で昇級審査を申請している方が多く参加されていましたので、審査対象の形から選んで稽古しています。
野送りでは最初の体捌きからの転身、緩みでの前後の重心移動、言葉では理解はするものの実際の動作は難しいですね。
転身は回るのではなく、緩みによる前から後ろへ移動する重心の動きを感じながら転身してその力を刀に乗せて後ろの敵に向かって切りつけます。ただ力任せに切り付けて勢いで軸が崩れないよいうに。そんなことをイメージして稽古してみてはいかがでしょうか。
演武会まで後2か月ほど、長いようでも稽古回数を数えるとそんなに余裕はありません。目標とそれに近づく課題を一つでも多くクリアーして本番に臨みたいものです。
頑張って稽古していきましょう。