3月26日(日)秋葉原 昌平 稽古 投稿者:
小井 健熙 投稿日:2023/03/26(Sun) 15:28
No.6965
各稽古場で皆様の稽古を拝見しておりますが、刀を振る際に力が入り過ぎている方が散見されます。そのため、本日は力を入れずに体重移動で刀を振る意識をもって稽古をして頂きました。
体重移動で、とよく言われますが、そのためには先ず「自分のどこに重心があるかを意識する」必要があります。本日行いました左月、玉光、野送り、右の敵は、自分の重心の意識を持ちやすい形として選んだつもりですが如何だったでしょうか。特に、敢えて不安定な体勢を次の動作に繋げる、という折で体重、重心の移動を感じられると良いかと思います。
体全体で刀を振れれば、自ずと力強い一振りになります。それを腕力だけで振ろうとすれば疲れてしまいますし、何より体や刀を壊してしまいそうですよね。長く刀を楽しむためにも、変に力まず、自然に刀を振れるようにしていきたいところです。
体の末端部位ではなく、今日の様な体全体で動き始める動作を意識することで、客観的に速い動作になります。なかなか主観では意識しづらく、ともすれば見た目の速度を追い求め、結果腕力に頼った運剣になりがちですので留意しましょう。勿論、自戒でもあります。
本日もお疲れ様でした。引き続き頑張っていきましょう。