7月4日(日)品川稽古 投稿者:
和田 冠玄 投稿日:2021/07/05(Mon) 15:14
No.6582
連日の雨で湿度が高く蒸し暑い日が続いていますが、今日の品川稽古場は空調がしっかり聞いていて換気しながら快適な環境での稽古が出来ました。
本日の形稽古では腹抜きを主題にして稽古してみました。先ずは正面を向いて立ったままでの腹抜きで切っ先を鯉口に残した形を作ってみます。左手は腰の脇迄引いて鐺は真後ろで鯉口の位置より少し高い位置。柄を持った右手は自身の水月と同じくらいの高さで真横に位置します。この左右の手の位置を体感で覚えて、左手と右手が同時に夫々の位置に来る迄真横に開けるようにしたいですね。腹抜きが不得手の方は鞘が帯にあると中々上手く左が引けずにしっかり鞘引きできる前に鞘を後ろに引いて切っ先が引っかかってしまう方も多いと思います。一度帯から刀を外して抜いてみて位置を確認してみるのもいいかもしれません。
腹抜きの入った形は胸尽し、左月、響返し、神妙剣と4つの形があります。形それぞれの場面は違いますので転身、体捌きなどの違いはありますが抜き方の基本に違いはありません。稽古の中でしっかり基本を身に着けることで夫々の技量を上げることに繋げられればいいですね。