2月23日(日) 赤羽稽古 投稿者:
宮澤 和敬 投稿日:2020/02/23(Sun) 22:37
No.2167
今週は比較的に暖かく穏やかな日が多かったように思います。桜の開花が年々早まってきており、地球温暖化による影響が草花の成長にも間違いなく忍び寄ってきています。
本日は『股関節の緩みを使った軸を立てる』『膝頭と足の指先をしっかり仮想敵へ向けて足を運ぶ』ということを意識して稽古を行いました。
足の入れ替えを行った後、真っ向と横一文字、逆袈裟の素振りの刃筋を意識しながら行いました。特に脇構えの素振りでは両腕に力を入れずに構えて、刀身を前に送る際、刀身と切っ先を自分の身体と平行になるべく近い位置から仮想敵へ向けて最短距離で刃を入れていくように注意しながら、肘を畳んだまま刀身を運ぶ技術を身体で覚えていただきました。
抜刀稽古は腹抜き、縦抜きを先ずは刀を持たず、身体の捌き方を身体に馴染ませてから、実際に刀を抜いて稽古してもらいました。
形稽古については、本日の稽古で重点的に意識してもらった『股関節・軸・正中線』というワードを実感してもらう目的で『右』『本腰』『円要』『野送り』を行いました。
『野送り』ではゆっくりしたスピードで基本動作を確認した後、私が走り掛りで抜きながら真っ向に斬るタイミングで抜刀していただき、動く仮想敵を意識しながら稽古しました。
動かない仮想敵をイメージするだけではなく、本日のようにリアルな状況で形稽古を行うと、より実践的な稽古が行えますので、今夜も色々な工夫しながら稽古を行っていきたいと思います。