11月2日(土) 池袋BIZ稽古 投稿者:
宮澤 和敬 投稿日:2019/11/03(Sun) 11:18
No.2063
日本中が盛り上がったラグビーワールドカップも南アフリカの優勝で幕を閉じました。南アフリカ初の黒人キャプテンということで注目されたチームでもあります。
日本代表チームも肌の色、国籍の異なる選手達が日の丸という旗のもと、日本の勝利の為に戦い、君が代を斉唱する姿には感銘を受けた人も多かったと思います。
居想会でも本日から10日までの期間限定で、居想無外流の居合を稽古する為、ベルギーから来日したSさんが稽古へ参加されました。母国では夢想神伝流を稽古されており、日本語はほとんど話せませんが、日本や日本文化をこよなく愛している事が伝わります。英語が堪能な関口指導補へ通訳をお願いしながら指導ポイントを伝えて、より有意義な稽古を行ってもらい、居想無外流の理解を深めてもらいたいと思います。
遠く離れた異国の地である日本まで古武道を学びにくる向学心や行動力に頭が下がります。
剣の道を極める為、鍛練していきたいという気持ちにラグビー同様に国境はないと感じました。
本日は二十数名という稽古参加者がいたので、先ずは各自の安全スペースを確保しました。また、稽古中の動き出しでも最初はゆっくり動いていただくことで会員さん同士が不安に感じないような間合いや周囲の安全確認へ配慮しながら、怪我のないように安全最優先で稽古を行いました。
本日の稽古テーマは、前重心にならないよう軸を感じながら、股関節の緩みを使う意識を持っていただくことを重点テーマにして稽古を進行しました。
足の入れ替え、基本素振りは真っ向斬りのみ、抜刀稽古は横一文字、逆袈裟、腹抜き、縦抜きを実施した後、基本の1と2を行いました。
形稽古は本日の稽古内容を踏まえて『真』『水月』『胸尽し』『向抜』『野送り』『玉光』の6本を実施しました。
居想会には数多くの外国籍の会員さんがいますので『剣の道を極める』という共通目標へ向けて、今後も共に精進していきたいと思います。