7月20日(土)田町 投稿者:
大隅幸一 投稿日:2019/07/20(Sat) 15:50
No.1967
本日の稽古はここ田町一か所でしたので、広さのわりに多くの方が参加されました。
稽古のポイントは、速さを抑え基本の動きを大事にすることといたしました。
基本から形の全般に共通することですが、抜刀、振り被や足捌きなどが速さにまぎれて疎かな動きや捌きになりがちです。
特に稽古回数が多くなって慣れてくるに従って速さや力の入った斬りや動きが前面に出やすくなりますので、基本はどうだったかな出来ているかなと自分でもチェックしながら稽古するようにしてみましょう。
本日稽古した形は水月・胸尽し・右・野送り・陰中陽・玉光の6本でしたが、一例を挙げますと、水月では突きの位置が高い、胸尽しでは腹抜きでの切っ先が鯉口から外れる、右では右回転の際に右足を踏み込む、野送りでは受けの捌きを鎬で受けていない、陰中陽では足捌きと斬る敵の位置がずれる、玉光では伸びあがった縦抜きがあります。
小さなことでも、どれを一つとってもそれなりに深い意味を持っていて大事なことです。
まずは基本でも形でも基本に忠実な動きや所作を大事にするよう心がけましょう。
ここのところ湿度と気温の高い日が続いておりますので、体調管理にはお互い気を付けてまいりましょう。