6月30日(日) 池袋スポーツ稽古 投稿者:
宮澤 和敬 投稿日:2019/07/01(Mon) 00:42
No.1948
本日は演武会で会員の皆さんの演武を拝見していて気になった点を二つお伝えし、その二点を重点的に稽古しました。
一つ目は『“向抜”や“夢想返し”で前の仮想敵へ一刀目を斬り付けてから振り返って後ろの仮想敵へ真っ向に斬る際、切っ先が下がり過ぎていたり、正中線を通らずに刀が遠回りすることで、想定している仮想敵の位置より手前を斬っていたり、斬るというより刀を置きにいってしまっているように見える点』です。
二つ目は『“左月”や“右”という座技で転身する形を行う際、軸が前重心となり、片方の膝に重心が片寄ったまま転回してしまった結果、本来の仮想敵がいる位置より数十センチもズレてしまっている点』です。
前から後ろへ振り返って斬りつける際、手の内で柄を握りこまず、緩めながら肘を使って左手を頭上の正中線へ素早く持ってくるなどの注意点があります。先ずは基本動作を確認してから実際に抜刀して、刀を最短距離で効率的に仮想敵へ向けていくことを意識しながら稽古しました。
本日の注意ポイントを実際の形稽古でも体感していただく目的で『向抜』『左月』を行いました。
休憩時間の際、会員の皆さんに集合していただき、一般稽古へ初参加だったIさんの自己紹介の時間を設けました。稽古を長く続けていただけるような雰囲気作りを今後も城北居想会では行っていきたいと思います。楽しく稽古しながら一緒に精進して参りましょう。