3月20日(水) 秋葉原昌平稽古 投稿者:
豊田 健悟 投稿日:2019/03/21(Thu) 01:19
No.1880
『スムーズな動き〜 “繋がる動き” “繋げられる体勢”の探求』
形の手順や求められている動きを正しく理解した後にくる課題が、「スムーズに動く」ということ。
それは、速く動くことでもなく、ただテンポよく手順をこなすことでもなく、
「次に繋がる身体の扱い方を意識する」という稽古です。
・いつでも緩められる股関節
・いつでも歩みを始められる足裁き
・いつでもどの方向にも体重移動を始められる重心
といった点を細かく微修正しながら、次の動きの妨げになるものを排除し、次の動きに“無駄なく” “気持ちよく”動けるように繋がる形を探すという稽古。地味ですけど何か分かったときの感動は大きい稽古だと思います。
一手一手で完結させてしまうと、身体の上下動が激しかったり、動きがカクカクしてしまったりしますので、次に繋げられる弛みを意識すると大分変わると思います。
「円要」の、裁いて 身体を起こして 転身して 斬りつけることができる配分をした一連の弛み。
「右」の、斬る際にもう一歩踏み出す前提の膝をたたませておくための股関節の弛み。
「右の敵」の、右方向への抜刀を意識した鞘送りの向きをコントロールする左肩甲骨の弛み。
身体が気持ちよく動いて、その原因の何かに気付けたときは本当に楽しいので、頑張りましょう!