稽古日記

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3月12日(火) 水道橋一般稽古 投稿者:豊田 健悟 投稿日:2019/03/13(Wed) 19:11 No.1876
本日の全体を通したテーマは軸の制御。

〜軸の制御は3種類〜
左右にぶれたり、前後にぶれたり、上下にぶれたり、と制御する方向のポイントもありますが、軸に関して意識すべきは以下3種類のポイントで、それを基に稽古指導をしています。

1、軸の『湾曲』の制御
ひとつめは、軸(背すじ)が曲がってしまうこと。猫背だったり、腰が抜けていたりという状態。
背すじを伸ばすと言いますが、筋力で伸ばすのではなく、上に積み上げるようにして、一度積み上がったらそれを維持するイメージで。

2、『正中線上』での軸の制御
ふたつめは、軸が身体の中心を通ってない状態。
現代的な動きで歩むと、左右どちらかの足が軸になり(軸足になり)、コンパスのような動きになってしまいます。そこまででなくても中心が左右にぐらついてしまうことはあります。
おへそや丹田についた糸が前に引っ張られるように。
ぶれるのは仕方ないので、中心を維持できるようそれを股関節で吸収してしまいましょう。

3、軸の『傾斜』の制御
みっつめは、軸の傾斜の起こし方。
湾曲と違って傾斜そのものは悪いことではありません。円要、野送り、走り懸りのように敢えて傾斜させる形もあります。
ポイントとなるのは、その傾斜の起こし方です。これも脚や背中の筋力で踏ん張って起こすのではなく、膝を抜いたり股関節を弛めることで無理なく身体を起こします。また、起き切る前に刀を振ろうとすると身体が“うねり”ます。
しっかり起こしてから刀を振るの順序を忘れないように。

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