稽古日記

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3月2日(土) 池袋Biz稽古 投稿者:宮澤 和敬 投稿日:2019/03/06(Wed) 16:26 No.1869
現代の日常生活における身体の使い方に私達は慣れてしまっています。
古武道における筋肉に頼らない合理的な身体捌き、入り身や肩甲骨を開閉するといった体の使い方をどのようにしたら良いのか稽古をしながらいつも悩みます。

宗家や師範の先生方が常々仰っている、現代生活では失われてしまった古武道の身体捌きを改めて意識していただくことを稽古テーマにしました。
最初に、転身や重心移動する際、特に注意すべき2点を確認しました。
1点目は『軸をしっかり立てること』
2点目が『股関節の緩みを使い、縦に膝を抜くこと』
この2点を注意しながら稽古を進めました。

無刀の状態では出来ている身体捌きが抜刀して刀を構えたり、振ってみると刀の重さに体が振り回されたり、身体捌きではない腕力に頼った操刀で軸が前重心になってしまい、踵が上がってしまっている方が多くいたので、稽古中は常に意識するようにしましょう。

足の入れ替え、真っ向斬り素振り、抜刀稽古(腹抜き、縦抜き)、基本の1と2を終えて、会員さんからのリクエストに応えて『本腰』『円要』『水月』『両車』の順番で形稽古を実施しました。
居合のみで剣法を稽古したことがないという方もいたので、両車の形稽古を行う前に廻剣の稽古を実施し、転身しながら刀をどのように扱うかを稽古しました。
身体捌きが古武道の基本なので、今後も意識しながら共に稽古へ精進して参りましょう。

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