稽古日記

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2/23(土) 田町稽古 投稿者:豊田 健悟 投稿日:2019/02/24(Sun) 15:59 No.1863
『鞘引きによって改善できること
〜鞘引きは十分にできていると思うのは罠〜』

言わずもがな抜刀での最重要ポイントといっても過言ではないのが「鞘引き」です。
最初のうちは、単純に右手だけでは刀身の長さを抜くことができずその大切さを感じるかと思います。
一応抜くことができるようになっても鞘引きが大切だと感じるポイントはたくさんあります。

・抜けていても、軸を倒して前傾させて抜いているケース
・軸は立っていても、歩幅を大きくし過ぎることで抜いているケース
・歩幅は普通でも、右腰が出遅れているケース
・勢いを使って抜いていて、抜刀スピードが身体の動きに見合っていないケース
・横一文字、逆袈裟、腹抜きに応じて、抜刀の高さ(鞘引きの角度)が調整しきれていないケース
・鞘の返し方が悪く、鞘と刀がぶつかって鞘鳴りしているケース

まだまだ例を挙げはじめると切りがないほどですが、それだけ鞘引きを改善することで動き全体を修正できることはたくさんあります。

刀が抜けているから鞘引きは十分にできているはず、と思い込まず、常にどこまで鞘引きできるのか探りながら稽古することをお勧めします。
鞘引きは思っている以上にたくさんの量ができます。その量は抜刀位置や動きによって使い分ければいいのです。

うまくいくと、右手や右半身のつっぱり感が消えたり、かかっていた無駄な負担を感じられたりして、おもしろくなると思います。

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