稽古日記

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10月27日(土)池袋Biz稽古 投稿者:豐田 健悟 投稿日:2018/10/28(Sun) 01:04 No.1771
『剣体一致 → 脚に剣を合わせる』

基本の2や走り懸かりの前腰で、剣と上半身を全く動かさず脚の歩みだけをやってみていただきました。
基本の2も前腰も前方に進むので、下半身だけでいうと交互に歩を進めるだけの至ってシンプルな動きです。
しかし、普段から形稽古でやっている動きであるのに脚の動きだけやってくださいと急に言われると、案外できなくて何故か安定しないものです。

何故剣の動きがなくなるとできないのか、ここから導き出される答えは大きく2つ。
1.普段いかに剣と下半身が独立した動かし方をし、多くの意識が剣の方にとらわれているか
2.普段いかに重い剣と上半身に動きが振り回されているか

剣体を合わせるのであれば、体に剣を合わせる。下半身に上半身を合わせるのです。
脚が止まったときに、剣も止まります。下半身のスピードが、剣のスピードになります。
半身の入れ換えの稽古の時に、重い剣を持っていたらどうなるかを意識してみるのもいいでしょう。

ちなみに、
本日行った形である、右・円要・前腰・右の敵、さらには基本の2は全て「逆袈裟からの真向斬り」で刀の手順は全く同じです。
つまりは、上半身の動かし方は基本的には全て同じでした。
しかし、座技であったり、敵位置への転身であったり、構えの半身角度であったりと、下半身のやることが違うだけ上半身までも影響をうけ、また違った稽古ができる気がします。
そこに居合の奥深さを感じたりするのです。

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