9月16日(日)池袋スポーツ稽古 投稿者:
菊池 刀夢 投稿日:2018/09/17(Mon) 08:50
No.1748
弛みによって筋力に頼らず、ヒトの骨格のつくりを理解したうえでの自然な動きを体現する。そんな動きが身に着けられるよう本日は意識して稽古をしていただきました。
さて、普段の生活では、歩く際には足のつま先で蹴って動くことを無意識に行っているかと思います。つまり自然と筋力に頼った動き方をしているのですね。確かに力強い動きにはなりますが、そうしますと一瞬タメが出てしまい、剣体一致の動きができなくなりますので、稽古の際には常に軸を保ちつつ、弛みによる動きを目指してください。
今回は両面使用でしたが、安全を最優先し、基本の2のみを実施し、そのまま続けて前腰の形稽古を行いました。基本の2では、振りかぶりを取り出して構えた際には、スムーズに真向斬りに行ける基本素振りでの真向斬りの形になるように、また、半身の入れ替えを思い出しながら稽古していただきました。前腰では後半は走るエネルギを一刀目に乗せて斬るように取り組みました。
他の形稽古としては、右、玉光、左月、両車、を行いました。右や左月など目の前に敵がいなくても回転したときに仮想敵の中心を斬るようにいたしましょう。そのためにはイメージをしっかり持って稽古いたしましょう。また、玉光でも放射状に向いていただき、1本のみですが、私がゆっくり斬りにいくスピードに合わせて捌いて斬っていただきました。
これからも、周りで見ている人がその仮想敵が見えるようになるような斬りを目標に稽古していきましょう。