7月22日(日)田町稽古 投稿者:
豊田 健悟 投稿日:2018/07/23(Mon) 00:57
No.1710
「破図味」を稽古形と選択して指導しました。
初挑戦の方も多く、多少戸惑いながらも楽しそうに動いていらしたのが印象的です。
破図味や四方は18本通し稽古にも含まれず、宗家稽古や有傳位者稽古でなければ中々稽古で目に触れることはないかと思います。
その理由は、単に求める技倆の難易度が高いからだけでなく、求める動きが他の形の技倆の延長線上にあるからだと思います。
予め言っておけば、破図味や四方が出来るようになる最短の道は、他の18本のひとつひとつの動きを大事にして確実にすることです。
本日一端を説明しましたように、破図味の形も分解してみれば他の基本的な動きの組み合わせや繋がりで出来上がっていることが分かるかと思います。
今回挑戦してみたことで、抜き付けや半身を切るという基本的な動きにも関わらずできないことがあり、自身の動きの中で何が疎かになっているのか気づく機会になっていただけていれば幸いです。
できていないことに気付いたのであれば、その動きが含まれる基本稽古や他の形の稽古を大切に行っていって、次の機会にチャレンジしてみて下さい。
いつかできるその時まで、長いスパンで頑張りましょう。
〈注意〉
破図味のような慣れない形での自主稽古は事故のリスクを伴いますので有傳位者でなければ止めましょう
〈注意その2〉
とはいえ、居想無外流居合形20本の1つである以上、形の名前と動きは把握して言えるようにしておきたいですね